スポーツをする文化を根付かせることは運動不足を解消し、健康寿命の延伸につながります。一方でマラソンなどのハードなスポーツにより、怪我や骨折、心停止などのアクシデントが起こるリスクもあります。スポーツは体質や体調を踏まえたうえで、適切なメニューを実践することが大切です。無理をすると骨や筋肉のトラブル、不健康などを招くことになりかねません。
健康スポーツナースの役割は、スポーツに伴うアクシデントを予防することです。筋肉痛や脱水症状、熱中症などは比較的多く、特に熱中症に関しては命に関わります。生活習慣病やメタボだと診断された人、足腰が弱っている高齢者などは、スポーツによるアクシデントが発生しやすいので要注意です。例えばウォーキングは気軽にできるスポーツですが、糖尿病の人は避けたほうがいい場合があります。人によって理想の運動メニューや強度は変わってくるので、自己判断で行わずに専門家の指導を受けることが大切です。スポーツを楽しむ人達の健康管理をすることが健康スポーツナースの役割です。日頃から健康維持を徹底している人は、ハードなスポーツにも身体が耐えられる強さを持っています。一方で不健康な人はちょっとしたウォーキングやサイクリングをするだけで、身体を壊してしまうリスクが高くなります。健康維持を目的とするスポーツは継続的に行うことが大切なので、普段から体調管理や関節と筋肉のケアを徹底しておくことが大事です。